お部屋の印象を左右する!フローリングの色選び
Category:雑談
2021.07.01
インテリアの中で大きく印象を左右する要素は何だと思いますか?
壁・天井と並んで空間の中でも大きな面積を占める床は、空間に与える影響が非常に大きいです。壁・天井は無難に白い壁紙とすることが多いですが、床の色を選ぶとなると悩みますよね。
家具やカーテンの交換や、壁・天井の壁紙の張り替えに比べフローリングの張り替えは時間も手間も費用もかかるためなかなか気軽にはできません。だからこそ最初にこだわって、本当に気に入った床を選びたいですよね。
そこで今回は、床選びの参考にしていただけるようフローリングの色別の施工事例と印象についてご紹介いたします。
ぜひ好みの床を見つけてください♪
❖明るくナチュラル!定番の中間色(ライトベージュ)
〈メリット〉
・ホワイト系に比べ汚れや落ちている髪の毛などが気になりづらい。
・ダーク系に比べ白っぽいホコリも目立ちづらい。
・似たような色の家具もたくさん売っているので同色コーディネートがしやすい。
〈デメリット〉
・明るく軽快な印象であるため重厚感を出すのが難しい。
・定番色で無難で落ち着きのあるカラーなので奇抜さや尖った印象を演出するのが難しい。
〈おすすめのインテリアスタイル〉
・カジュアルスタイル → ポップなカラーと組み合わせて楽しく元気になれる空間に。
・ナチュラルスタイル → 温かみのある木目に観葉植物のグリーンが映え、カフェのように居心地の良い空間に。
・北欧スタイル → ホワイトやグレーの家具に北欧風の幾何学模様のファブリックが映える遊び心のある空間に。
❖木の温かみを感じる!定番の中間色(ミディアムブラウン)
〈メリット〉
・ホワイト系に比べ汚れや落ちている髪の毛などが気になりづらい。
・ダーク系に比べ白っぽいホコリも目立ちづらい。
・同じ中間色であるライトベージュよりもワントーン暗く落ち着いた印象。濃すぎず薄すぎない絶妙なバランスが魅力。
・組み合わせる家具次第で、明るく開放的な雰囲気も、重厚感ある落ち着いた雰囲気のいずれも演出することが可能。
〈デメリット〉
・定番色で無難で落ち着きのあるカラーなので奇抜さや尖った印象を演出するのが難しい。
・ライトベージュやダーク系と比べ同色の家具が少ないため、同色コーディネートする場合家具選びが大変。
(同色の家具が見つからない場合は、ワントーン明るいナチュラル色の家具を組み合わせれば明るいリラックス空間に、ワントーン暗いウォルナット色を組み合わせると落ち着いた大人のくつろぎ空間となります)
〈おすすめのインテリアスタイル〉
・ヴィラリゾートスタイル → リゾート地で使われるような赤味がかった木目柄を活かし、ヴィラ(別荘)風の空間に。
・ナチュラルスタイル → 木の温もりを感じ暖かそうな印象を活かし、カフェ風インテリアでほっこりと。
❖明るく広くみえる!ホワイト
〈メリット〉
・白は光を反射しやすく、家の中がパッと明るく見える。
・白は膨張色なので空間が広く見える。
・汚れや落ちている髪の毛などが目立つため掃除がしやすく清潔を保てる。
〈デメリット〉
・掃除を小まめにしない場合、汚れや落ちている髪の毛が目立つ。
・人によっては落ち着かない、殺風景、間延びしていると感じることも。(家具やファブリックで色味を足す等の工夫である程度解消できます)
〈おすすめのインテリアスタイル〉
・スタイリッシュモダンスタイル → モノトーンコーディネートで都会的で洗練された雰囲気に。
・フレンチシックスタイル → 女性的でエレガント。美しい曲線や装飾の家具が映える上品な空間に。
・シンプルスタイル → シンプルでモノが少なく、すっきりと。人気の塩系インテリアで生活感がなくオシャレな雰囲気に。
❖重厚感溢れる!ダークブラウン
〈メリット〉
・高級感、重厚感があり優雅で落ち着いた雰囲気を演出できる。
・細かい傷や落ちている髪の毛が目立ちにくい。
・似たような色の家具もたくさん売っているので同色コーディネートがしやすい。
〈デメリット〉
・綿ホコリなど白っぽいホコリが目立つ。
・狭いお部屋だと圧迫感があり窮屈な感じとなりやすい。
・日当たりが悪いお部屋だとお部屋がさらに暗く感じる。
〈おすすめのインテリアスタイル〉
・クラシックスタイル → 世界三大銘木ウォルナット・チーク・マホガニーの高級家具が相応しい気品あふれる空間に。
・ヴィンテージスタイル → 古材やアイアン、レザーなど古い素材を活かし、個性的でラフで自由な雰囲気を演出。
❖人気のトレンドカラー!グレージュ
〈メリット〉
・グレーほど冷たくなくベージュよりもスッキリと洗練された雰囲気。絶妙なニュアンスが魅力のトレンドカラー。
・ホワイト系に比べ汚れや落ちている髪の毛などが気になりづらい。
・ダーク系に比べ白っぽいホコリも目立ちづらい。
〈デメリット〉
・絶妙なニュアンスカラーゆえに同色の家具が少なく、同色コーディネートをする場合家具選びが大変。
・扉やキッチンなど建材設備も同色コーディネートとしたい場合、種類が多くないため商品の選択肢が絞られることも。
〈おすすめのインテリアスタイル〉
・ナチュラルモダンスタイル → 都会的なスタイリッシュさと木の温もり感が融合したスッキリとして安心感のある空間に。
・アーバンスタイル → 都会的で洗練された印象のホテルライクな空間に。ガラスやスチールのクールさを引き立てます。
いかがでしたか?
それぞれメリット・デメリットがあるので、今住んでいるお部屋ではどうかという観点から考えてみるとよさそうです。
私は現在白い床のお部屋に住んでいますが、デメリットである『髪の毛が目立つ』という点はロボット掃除機のルンバの活用によって全く気にならず、明るく広く見える点をとても気に入っているので次も白い床が有力候補に入っています。『現状が満足!』、『こんなところが気に入らない』、『こんな家具を置きたい』という想いが床選びのヒントとなるはずです。
かたつむりのべ。には、インテリアコーディネーターの資格を持つスタッフも多数おりますので、設計や工事だけではなく、インテリアやカラーコディネートの ご 相 談 もお任せいただけます。
インテリアの印象を左右する大事な要素の床。ぜひ自分に合ったお気に入りの床を見つけましょう!