AICA ミラノサローネ報告会&新商品展示会に行ってきました【後編】
Category:雑談
2022.12.01
前回の記事ではミラノサローネ報告会の内容について取り上げさせていただきました。
今回の【後編】ではミラノサローネでのトレンドを取り入れたAICA新商品展示会&ショールーム見学について簡単にまとめてみました。
新柄のコンセプトとしては、
『Leisurely(レイジュアリー)』『Movement(ムーブメント)』『Merge(マージ)』
3つのテーマが掲げられていました。
▪Leisurely
「レイジュアリー」とは、ゆっくりとした、急がないを意味します。
外の世界から距離を置き心身を整えるための休息に着目したテーマです。
✔point
・心安らぐ最小限の色相
・穏やかなトーンバリエーション
・洗練された繊細な仕上げ
▪Movement
「ムーブメント」とは、活動や変動、気配を意味します。
創意工夫を楽しみながら、
世界を取り巻く問題に立ち向かうポジティブな力に満ちたテーマです。
✔point
・エネルギッシュで遊び心のあるアート
・自己の芽生えと主張
▪Merge
「マージ」とは、一体化する、入り混じるを意味します。
自然が持つ機能美、構造美の魅力を探求するテーマです。
✔point
・有機的な形状、透明な質感
・自然の機能美、造形美
・幻想的、近未来感
2023年新発売の柄として、メラミン化粧版が多数展示されていました。
ミニマルな雰囲気の無機質なグレーや塩系インテリアが流行っていた以前と比べ、ほっこりと温かみのあるベージュ系が増加傾向にあるようです。
また木目や石目のマテリアルな表現もマットでナチュラルな雰囲気となっております。
テクスチャーのついたホワイトや、遊び心の感じられる大胆な石目柄、ストライプ味のある木目柄の表現はミラノサローネでもみられたトレンドを感じます。
また、メラミン化粧版だけでなく『セラールセレント』についても新柄の展示がございました。
キッチンパネルとしてよく用いられるセラールのデザイン性を進化させた、AICAの新しい定番と言えるコレクションです。
デザイン性 / 物性 / 施工性を高いレベルで備えたバランスの良さが特長でデザインとテクノロジーとが高次元で融合しています。
表面に施した独自開発のグロス&マット加工により、光沢のコントラストが現れ、その艶や陰影から生まれる深みのある表情は、本物の素材のような豊かな質感を表現します。
実際に表面を手で触ってみると凹凸のあるリアルなテクスチャーで空間をハイグレードに仕上げてくれそうな素敵な建材です。
2023年発売予定の新柄では、キッチン・水廻り空間に最適な上品で清潔感のある大理石柄に注力しているようでして、ミラノサローネでもみられた『Translucent Stone』ミルクのような柔らかさを感じられるテクスチャーの石目柄が多数ラインナップされていました。
ショールームでは、すでに発売中のセラールセラントのパネルや、造作対面キッチンの腰壁の仕上げ材として施工されている例をみることができました。
造作対面キッチンの笠木材には天然水晶が主成分の高級人造石であるフィオレストーンが用いられており、グレード感のある仕上がりになってます。
また、デザイン性に優れたオープンタイプの洗面化粧台の展示もございました。
カウンターの前垂れが従来よりも長めとなっており、埋め込み洗面ボウルを隠すことができより洗練された印象となっておりとても素敵でした。
いかがでしたか?
ショールームへ行くとカタログやwebではなかなかイメージしにくい部分についても解消できるケースが多数あります。
また思いがけなくお気に入りの商品を見つけられるかもしれません。
ぜひショールームを活用してみてください。